AstroArts Topics

天の川銀河

天の川銀河の最遠端が見えてきた

2019/06/26
すばる望遠鏡による広域観測データから、天の川銀河の円盤部分を取り囲むハローの半径が約52万光年と見積もられた。

天の川銀河の中心を取り囲む低温ガスのリング

2019/06/12
アルマ望遠鏡による観測から、天の川銀河の中心に位置する超大質量ブラックホールを取り囲む「低温のガスのリング」という、これまでに知られていなかった構造が発見された。

星の重元素が語る天の川銀河の合体史

2019/05/08
重元素を多量に含む年老いた星が天の川銀河内で初めて発見された。この星の起源は、かつて天の川銀河と合体し、現在では天の川銀河の一部となっている矮小銀河だと考えられる。

天の川銀河の重さは太陽1.5兆個分

2019/03/15
天の川銀河を取り巻く球状星団の動きの観測から、銀河全体の質量は太陽約1.5兆個分と求められた。われわれの住む銀河や、宇宙を作り上げる重要物質「ダークマター」を理解する大きな手がかりとなる。

天の川銀河とアンドロメダ座大銀河の未来

2019/02/14
位置天文衛星「ガイア」による星の動きの観測から、天の川銀河とアンドロメダ座大銀河の衝突が起こる時期は約45億年後で、これまでの見積もりよりも6億年先らしいことが示された。

天の川銀河を巡る矮小銀河のダンス

2018/11/19
天の川銀河の周りには矮小銀河が数多く存在する。その動きを調べた研究から、未発見の矮小銀河がさらに多数存在する可能性が示唆された。天の川銀河に含まれるダークマターの質量も推算されている。

100億年前に天の川銀河と衝突した銀河「ガイア・エンケラドス」

2018/11/07
位置天文衛星「ガイア」の観測データなどを使った研究から、天の川銀河の内側のハローに分布する恒星の大半が、約100億年前に天の川銀河と衝突、合体した銀河「ガイア・エンケラドス」からやってきたものらしいことが明らかになった。

銀河中心を高速で公転するガス塊からの赤外線フレア

2018/11/06
天の川銀河の中心に近い領域で赤外線フレアが観測され、その特徴から、ガスの塊が光速の約30%の速度で公転していることが示された。銀河中心に超大質量ブラックホールが存在することを支持する新たな証拠となる。

銀河間を超高速で飛び回る星々

2018/10/04
位置天文衛星「ガイア」の観測データから、超高速で天の川銀河の近くを移動している星が20個見つかった。そのうち13個は他の銀河から天の川銀河へとやってきたものの可能性がある。

数百万個の星の動きに残る天の川銀河の過去

2018/09/26
天文衛星「ガイア」による観測データから、天の川銀河の円盤部に存在する数百万個の星の動きに特徴的なパターンが見いだされた。数億年前に起こった他の銀河との接近遭遇の影響と考えられている。

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天の川銀河の周りに存在する宇宙最古の銀河

2018/08/23
天の川銀河の衛星銀河の一部が、宇宙がわずか1億歳だったころに形成された宇宙最古の銀河らしいことが明らかになった。

天の川銀河の中心で1000万年前に起こった大爆発

2018/08/02
天文衛星「すざく」などによる観測とシミュレーション研究により、天の川銀河の中心から噴出するガンマ線バブルとX線で見られる巨大ループ構造が、共に1000万年前に起こった大爆発の痕跡である証拠が突き止められた。

天の川銀河の2段階の星形成過程を理論的に解明

2018/07/31
天の川銀河では、約100億年前と約50億年前に始まった異なるメカニズムで、2段階に分けて星が作られたことが理論的に示された。元素組成の異なる2種類の星が銀河内に存在することを説明するものとなる。

アンドロメダ座大銀河に飲み込まれた「第3の銀河」

2018/07/30
シミュレーション研究から、かつてアンドロメダ座大銀河に大型の銀河が衝突し飲み込まれたことが示された。この「M32p銀河」は、アンドロメダ座大銀河や私たちの天の川銀河に次ぐほどの大きさだったという。

ガイアで見つかった天の川銀河の大衝突の証拠

2018/07/11
位置天文衛星「ガイア」の恒星データから、約100億年前に天の川銀河と矮小銀河の衝突合体があった証拠が見つかった。天の川銀河で過去に起こった銀河衝突のうち最も大規模なものだと考えられる。

天の川銀河中心部で謎の「G天体」を新たに発見

2018/06/12
天の川銀河の中心部で「G天体」と呼ばれる奇妙な天体の候補が新たに3個見つかった。ガス雲に似ているが恒星のような振る舞いもする天体で、正体は謎のままだ。

野辺山観測所レガシープロジェクトの2014-2017期のデータリリース

2018/06/06
「野辺山観測所レガシープロジェクト」の2014-2017期に採択された、3つのプロジェクトの観測データが公開された。

17億個の星の地図が完成、ガイアの第2期データ公開

2018/05/01
ヨーロッパ宇宙機関の宇宙望遠鏡「ガイア」の観測天体を収録した過去最大のカタログが公開された。約17億個の恒星データが含まれ、天の川銀河の詳細な姿を明らかにするものだ。

天の川銀河のバルジに存在する星の年齢分布

2018/04/10
天の川銀河の中心のバルジ部分に存在する星の大規模な年齢分布図が初めて作成され、銀河中心の複雑な構造は、約110億年前に始まり約40億年間続いた星形成によって形成されたことが示された。

天の川銀河の中心に1万個のブラックホール

2018/04/09
X線衛星「チャンドラ」の観測データから、天の川銀河の中心部に推定で約1万個のブラックホールが存在するという研究結果が発表された。